2021年11月14日

日本国籍を捨ててアメリカ国籍を取得した話①

投稿者: nana

突然ですが私は1996年から20年以上アメリカで暮らしていました。永住権を取った後、ほどなくしてアメリカ国籍を取得。アメリカ人として暮らしておりました。そんな私が日本人の夫と結婚し、なんの因果か今は日本で「外国人」として暮らしております。珍しがられるので、今日はちょっとここに至るまでの話を・・・。


駐在員でもない限り、アメリカに5年以上暮らし、永住権を手に入れることができた日本であれば、アメリカ国籍を取得することは割と普通にある話。

私の周りにも、「ビザを持っていない相手にビザを取ってあげるため」にアメリカ国籍を取得する人はたくさんいました。

アメリカのビザ取得は簡単ではなく、永住権保持者の結婚相手に婚約者ビザや永住権を取ってあげるのは可能でも、ながーい時間かかるのが普通なのです。(その時の政権によっては5年とか離れ離れの場合も・・・よく別れないよね(汗))

でもアメリカ人との結婚はあっというまにビザが降りるのです。なので、結婚相手がアメリカ人でない人は結婚を機にアメリカ国籍を取る人が大勢います。

私の場合は最初の結婚の相手がアメリカ人だったので、永住権はわりとすぐにおりました。その5年後幸せに離婚(笑)するも、アメリカ生まれの子供もいたので移民局に睨まれることもなく、幸せに暮らしておりました。

永住権の権利はほとんどアメリカ人と変わらないので(注意:アメリカの選挙権はないよ)、永住権のまま過ごす日本人がほとんどなのですが、私の場合は

1、子供がアメリカ生まれ、アメリカ育ちで完全にアメリカ人として生きていて、日本に住むことはまあないだろうと実感していた

2、私が日本に未練がなかった

3、日本に帰るつもりはさらさらなかった

4、自宅も購入し、仕事に必要なライセンスなどもすべてアメリカのみで有効だった(日本では役立たずだった)

5、家を売り買いする際も、なにかとアメリカ国籍の方がスムーズだった

7、色々調べたら、日本の実家の相続などには日本国籍の有無は特に関係なかった

8、もし日本の家族がアメリカに移住したいなんてことになったら(絶対そんなこと言い出さないけど)ビザのスポンサーをしてあげられる

ので、特に悩むこともなく、アメリカ国籍を取得しました。(どんだけ日本嫌いだったのよ(汗))


そう、そのときは日本に帰るなんで、本当に1ミリも考えていなかったんです。

なんだったら、アメリカ国籍を取ることで日本に帰るハードルを自分であげたかったかのようでした。


そんな私に、アメリカの永住権を持った日本人の彼氏ができました。

彼氏はとても良い人で、おまけに私好みの筋肉マッチョ。(笑)とても家族思いの優しい人でした・・・・まさかこの10年後、この人の日本の地元に家族みんなで引っ越すことになるとは・・・・(遠い目)

つづく